▼誰も知らない「本当のはやぶさの奇跡」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20100825/215958/
>まずは、はやぶさのカプセルの耐熱素材などを担当したIHIエアロスペースの宇宙機システム室の森田真弥部長に聞いた。・・・
>―― 森田さんはなぜ、はやぶさに関わることになったのですか。
>私はもともと、1983年に入社しました。それで宇宙部門に配属されました。ロケットの噴射ノズル、エンジンから炎が出てくる部分ですが、その耐熱材料を長く担当しました。それがCFRP(炭素繊維強化プラスチック)だったのです。このCFRPがはやぶさのカプセルの耐熱用のヒートシールド(外殻)の材料になっているのです。1997年からカプセルの耐熱材料を担当しました。
・・・
>―― 最先端の耐熱材料技術は航空や防衛など幅広い分野で使われる可能性がありますね。
>はっきり言えば、耐熱材料は長距離ミサイルで重要な技術になります。はやぶさで示すことができた耐熱材料技術は世界を驚かせているのではないでしょうか。
>簡単に言いますと、米国からアジアに長距離のミサイルを撃つ場合、大気圏外に飛び出して、再突入してきます。そこでは、ミサイルの表面積1平方メートル当たり190メガワット(MW)の熱に耐える必要があるのです。つまり、1平方メートル当たり100Wの電球が190万本照射されていることを意味します。とてつもない熱です。それができるところが、米国の防衛技術が圧倒的に進んでいるところなのです。スペースシャトルでは同2〜3MWぐらいでしょうか。問題は耐熱性を実現するために、いかに材料を軽くできるのか。その技術では米国が突出しているのです。・・・
・・・まー「アメリカからアジアに長距離ミサイルを撃つ」とかいう状況ではIHIどころか日本経済もおしまいだろうけどネ(@∀@)
しかし星空のロマンが一気に生臭くなるねwww
▼大事なのは技術より根性…「はやぶさ」川口教授熱弁
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100906-OYT8T00202.htm
>6月に小惑星「イトカワ」から帰還した探査機「はやぶさ」の開発者、宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が4日、しいのき迎賓館(金沢市広坂)で、大学生や高校生を対象に講演した。
・・・
>この経験を踏まえ、川口教授は「大事なのは技術より根性。地球に帰還するには、あきらめない気持ちが大切だった」と訴えた。
・・・いや、むしろはやぶさの一件は「失敗とそのリカバー」のプロセスに重要なポイントがあるんで、それを「根性」という言葉に着地させるのはちょっと違和感があるな。