http://www.ne.jp/asahi/kuma/radical/dokusyo/special/kenpei_kiroku.htm
>憲兵とは、軍事警察権および、普通警察権を行使できる軍人のことである。
>軍事警察とは、第一に軍事司法警察であり、これは軍事に関係した犯罪を対象とするもので、軍法会議法等の法令に従う。
>軍事警察の第二には、思想調査などの特高的任務を指す。
>普通警察権は本来、内務省の管轄(つまり普通の警察)に属するものであるが、しかし、東条英機の例にあるように、独自に行動介入することもできた。
>土屋は「満州」において「特高の神様」と評されることもあったわけだが、これは憲兵隊には「特高課」があり、主に左翼的な運動を対象にして、その弾圧に働いていた。もちろん府県警察にある特高とは別であるが、区別がつきにくい。
>憲兵隊の系統は以下の通り。
>陸軍大臣――憲兵司令官――各憲兵隊――各分隊――各分遣隊
>朝鮮と「満州」の場合は、憲兵司令官と各憲兵隊の間に、それぞれ「朝鮮憲兵隊」「関東憲兵隊」が存在する。土屋氏は「関東憲兵隊」のチチハル憲兵隊、チチハル憲兵分隊に属していた。
>関東憲兵隊は、関東軍のもとで、憲兵が逮捕調査した人間を軍律会議にもかけずに任地指揮官の認可を得て処刑できる権限があったことが特徴で、もちろんこれは濫用された。・・・