雁屋哲氏の見解についての私の考え
▼雁屋哲の美味しんぼ日記
http://kariyatetsu.com/nikki/1228.php
あるいは
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1472037.html
>鳩山由紀夫総理大臣が、普天間基地についての対応に対して多くの人びとに批判されている。 しかし、その批判、非難、攻撃は、鳩山由紀夫氏が受けるべき物なのだろうか。 考えて貰いたい。
>沖縄を米軍の基地にしたのは誰なのか。 それは、昭和天皇である。 昭和天皇が「沖縄にずっとアメリカ軍に存在して貰いたい」といったのが始まりではないのか。
・・・
>昭和天皇が、沖縄をアメリカに渡すと言った言葉に従って、 その後の政府は忠実にアメリカに沖縄を自由に使うことを許してきた。 歴代の自民党政府が六十年以上にわたって、アメリカに沖縄を自由に使うことを許してきたのだ。 今まで、日本をアメリカの奴隷にしてきたのは、自民党政権である。 鳩山由紀夫氏に直接の責任はない。
▼対日占領軍総司令部政治顧問シーボルトから国務長官マーシャルあての書簡(1947年9月22日付)
http://hc6.seikyou.ne.jp/home/okisennokioku-bunkan/okinawasendetakan/syowatennohatugen.html
>寺崎氏は、米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望していると、言明した。天皇の見解では、そのような占領は、米国に役たち、また、日本に保護をあたえることになる。天皇は、そのような措置は、ロシアの脅威ばかりでなく、占領終結後に、右翼および左翼勢力が増大して、ロシアが日本に内政干渉する根拠に利用できるような〃事件〃をひきおこすことをもおそれている日本国民のあいだで広く賛同を得るだろうと思っている。
>さらに天皇は、沖縄(および必要とされる他の島じま)にたいする米国の軍事占領は、日本に主権を残したままでの長期租借−25年ないし50年あるいはそれ以上−の擬制にもどづくべきであると考えている。天皇によると、このような占領方法は、米国が琉球諸島にたいして永続的野心をもたないことを日本国民に納得させまた、これにより他の諸国、とくにソ連と中国が同様な権利を要求するのを阻止するだろう。
・・・歴代自民党政府がアメリカに沖縄を使わせてきたのも事実だが、
鳩山民主党内閣が自民党政府の対米政策を基本的には踏襲していることもまた事実。もしやとは思うが雁屋氏が民主党を「自民党とは違うナニカ」であると考えているのであれば、それは違うのではないかといわざるを得ない。
ただし雁屋氏が昭和天皇の沖縄切り捨て発言に注意を向けたことについてはそれなりに評価したい。
小林よしのりが、最近になって昭和天皇ヨイショ本を出している。いちど読んでみてほしいが、これはなかなかに狂ってておもしろいw(@∀@)昭和天皇に関することならいかに不利・不名誉なことでも「よかったこと」にしてしまうカルト風味な漫画。これはたとえばオウムや幸福の科学の教祖ヨイショ本とどうちがうんだろう・・・
かつて小林よしのりは、米軍による沖縄占領のえげつなさを描いた『沖縄論』を書いているのだが・・・
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