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実話系ポリティカルホラーサスペンス『ポチの告白』が実に興味深い

警察組織の問題点を描く映画が
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100408_pochi_movie/
こんどDVDになったとかで。

GIGAZINE
>これは日本の警察特有の問題ということなのでしょうか。
>高橋:
>もちろん警察に限らなくて、日本の組織論の問題だと思います。この「ポチの告白」は警察が一番わかりやすいので警察を題材にしていますけど、実は日本人的な組織論にすべて当てはまるんです。記憶に新しいところでは食肉加工の偽装をやった会社の人が内部告発したというのがありましたけど、「お前もそばにいて見てたんだろう」と逆にバッシングされたことがあった。
>日本人の組織論というのは一般の庶民感情も含めて、告発した人間に問題を感じてしまうものなんですよ。例えば偽装食肉のことを告発した人なんかは、諸外国ではヒーローとして受け入れられます。だけど、日本では「組織を裏切った人間」という概念だけで、ネガティブに見る傾向があるわけですよ。
>これは警察機構の問題だけじゃなくて、それを取り巻いている大衆心理そのものが日本は特殊なんだと思います。言い訳じゃないけど、僕自身がそうですからね。大手の映画会社にケンカばかり売っていて一匹狼でやっていると、僕自身に問題があるんだろうという話になるわけです。本当はケンカを売って歩いているわけじゃなくて、不正や理不尽に対して黙っていないだけのことです。個人でアクションしたり成果を出す人間というのが、実は日本人はあまり好きじゃない。だけど外国に出たプロ野球選手なんかは持ち上げるわけでしょ。だから、日本人論的な観点もこの映画には入れたつもりですね。
・・・
>高橋:
僕個人で言えば、今の少子化の問題などを含めて、日本の将来にはかなり問題があると思います。あるところの試算だと、このままいけば2050年には日本の人口が半分になると言われているんです。あとは韓国、中国の人が今すでにいるように、外国からの移民を受け入れるしかないわけですよね。
>国による教育費の保護も日本が一番少ないわけで、「人材が財産となる」という考え方が本当に無くなってしまったと思います。JALがこの間倒産ということで、こつこつと5万株貯めたおっちゃんが嘆いている……という内容をテレビでやっていましたが、そもそもそんなものを信じているからいけないんだと。「株はすごいもので、これこそが財産だ」という風にやってきたのが実は幻想だったということがあるわけです。
・・・
>今回の映画もみんなが見ている警察を横から見ただけの話なんです。そういった意味からすれば、今日本が不景気だとか、子どもが少ないとかいう見方もあるけれども、一方で外国人の方が日本人的な価値観とか美学ということを勉強しに日本に来たりとか、日本のならわしや行儀というのをリスペクトしているような外国人の方が生み出したものを日本社会の中に取り入れていくような、一種の日本的価値観の逆輸入というか、「多くの視線を持つ」というのが重要なんだと思います。

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」