▼兵役拒否者の良心の自由の尊重を 米国 (アムネスティ・インターナショナル)
http://www.asyura2.com/09/warb0/msg/591.html
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=700
>アムネスティ・インターナショナルは本日、偽りのない良心に従うがゆえにイラクまたはアフガニスタンへの派遣を拒否した米兵たちは、米国の法律により良心的兵役拒否者として認められるべきであり、投獄されるべきではないという見解をあらためて表明した。
>このような例の1人であるヴィクター・アゴストは、アフガニスタンへの派遣を拒んだ罪で、8月5日に30日の刑の判決を受けた。ヴィクターは2005年に陸軍に入隊し、イラクで13カ月間従軍している。伝えられるところによると、彼はイラクでの実体験や米国の外交政策と国際法を本人曰く「独学」したことから、「(アフガニスタン)占領は道徳に反しかつ不当である」と確信したという。
>アムネスティはここ数年、イラクやアフガニスタンでの軍事活動に道徳的な見地から反対し、現地部隊への配属を拒否したという罪で軍法会議にかけられ投獄された多数の米兵らの釈放を訴えてきた。
>ヴィクター・アゴストは司法取引に合意したために比較的軽い刑となった。しかし、最長15カ月の刑などの厳しい処分を受けた者もいる。最高刑は数年に及ぶ。
>アムネスティは、兵役中の軍人に任務の免除を許可する際には軍当局が厳格な手続きをとる必要性があることを認識している。しかしながら、良心に従って兵役上の任務を拒否する権利は、世界人権宣言や市民的および政治的権利に関する国際規約(自由権規約)で認められている思想・良心・信教の自由の概念に内在するものである、とアムネスティは考えている。 兵役中の兵士たちに対してもこれらの権利が尊重されるよう、適切な規定が必要である。
>米国の法律は、あらゆる形態のすべての戦争に反対であるという理由に基づいてのみ、良心的兵役拒否の権利を認めている。そのため、特定の戦争での従軍に反対する兵士たちには、現在のところこのような理由で合法的に免除を申請する方法がない。良心的兵役拒否を申請して断られた者もいれば、そのような申請は意味がないと考え「無許可離隊」をする者もいる。・・・
・・・大日本帝国が「戦陣訓」を兵士に強制していたころ、アメリカでは1万2千人が兵役を拒否し、労働組合がストを行っていた。滅亡したのは大日本帝国のほうである(@∀@)