死者を記憶する。

▼ナチス擁護の極右党首ハイダー氏事故死
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008101202000051.html
＞ナチス擁護発言で国際的な批判を浴びた極右政党
「オーストリア未来同盟」の党首でケルンテン州知事のイエルク・ハイダー氏が１１日
未明、同国南部で交通事故により死亡した。５８歳だった。先月２８日の同国総選挙
では、同党など極右２党が議席の３割を占める躍進を見せたが極右勢力は中軸の
１人を失うこととなった。
＞ウィーンからの報道によると、ハイダー氏は同国南部クラーゲンフルトで１人で
公用車を運転中、道路脇に激突。車は横転し胸や頭を強打して死亡したという。
ハイダー氏は９０歳になる母親の誕生日を祝うため家族のもとに向かっていた。
＞ハイダー氏は１９５０年生まれ。両親ともナチスの支持者だった。ウィーン大学で
法学を修めた後、極右の自由党に入党。７９年に政界入りし８６年に同党党首、
その後、同州知事にも就任する。
＞失業者を激減させたナチスの雇用政策を賛美する発言で物議を醸したが、９９年の
総選挙で同党は得票率２７％で第２党に進出。２０００年に保守の国民党との連立
政権入りを果たした。だが、これに欧州連合（ＥＵ）は反発。高官交流の停止などの
制裁を受けた。
＞その後は、自由党を離党して０５年に未来同盟を結成。先月の総選挙では一時
退いていた同党党首に復帰し、議席を７から２１に伸ばしていた。

▼事故死したハイダー氏、20年前からオーストリア極右派の顔　
http://www.afpbb.com/article/politics/2527521/3416133
＞元ナチ党党員が結成した自由党は当時、選挙での得票率がわずか4％だった。ところが、13年後にはハイダー氏の指導の元で過去最高の26.9％の得票率を記録した。
＞1989年、少数派のスロベニア系住民が多いケルンテン州知事に当選したが、1991年にナチス政権下のドイツ「第三帝国」の雇用政策を称賛したことから、任期途中で辞職を余儀なくされた。
＞辞職後も物議を醸し続けたハイダー氏はメディアに注目され続けた。1995年、ハイダー氏が議会でナチスの強制収容所は「矯正施設だったに過ぎない」と主張すると、対立する政治家は同氏を批判した。・・・

・・・そんなことより>>1よ、聞いてくれよ。（＠∀＠）
今年の５月に、あるお婆さんがなくなったんです。ポーランドで。

▼イレーナ・センドラー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%BC
＞イレーナ・センドラー（ポーランド語の本名はイレナ・センドレロヴァ Irena Sendlerowa、1910年2月15日 - 2008年5月12日）[1]はポーランド人カトリック教徒の慈善活動家。第二次世界大戦中は「ポーランド地下国家（Polish Underground State）」と反ホロコーストレジスタンス「ジェゴタ」の活動家。2500人にものぼるユダヤ人児童を見つからないようにワルシャワ・ゲットーから連れ出し、偽造書類を作成したりゲットーの外の個人やグループの家にかくまったりすることにより救出する活動を行った。

・・・ナチスの手先のふりをして、ユダヤ人の子供をスーツケースや箱に隠して脱出させた人でした。ほっとくと強制収容所に送られて殺されちゃうから。

＞センドラーは1943年にゲシュタポに逮捕された。強制収容所に入れられ、口を割らせようと幾度も拷問を受けたが、「活動内容を明かすぐらいなら迷わず死を選ぶ」（生前の伝記）と沈黙を守り通し、助けた子供たちの名前を明かすことは無かった。その後死刑宣告を受けたが、ジェゴタが護衛のドイツ兵に賄賂を渡し彼女の解放をとりつけることに成功する。解放された彼女は、腕や脚を折られて意識を失ったまま森の中に放置されていた。公式にはセンドラーはナチス・ドイツが出した広報の中にある処刑された人々のリストに入っている。その後センドラーは身を隠し、ユダヤ人の子供たちを援助する活動を続けた。

・・・日本でもね、戦前・戦中に非合法下で反戦運動があったりしたわけですよ。ベトナム戦争の時には、戦争がイヤで脱走した米兵を海外に逃がす運動もあってね。
それについて「法律違反だ」とか言う奴がネットにはいるわけですよ。もうね、アフォかと。ヴァカかと（＠∀＠）空気嫁とｗ　チベットの独立・抵抗運動も非合法だからダメですかとｗ

The term 'hero' irritates me greatly. The opposite is true. I continue to have pangs of conscience that I did so little
＞ 「“英雄”という言葉で呼ばれることに私は大きな抵抗を感じます。実は私はその反対なのですから。私はほんの少しの子供たちしか助けることができなかったことで良心の呵責にさいなまれて生きつづけているのです。」

・・・歴史を超えて記憶されるのは、つまりこういう人じゃないかと思うんだ。

▼杉原幸子さん（すぎはら・ゆきこ＝元外交官・杉原 千畝 ( ちうね ) 氏の妻）８日、死去。９４歳。
＞お別れの会は１１月９日午後１時から、東京都港区南青山２の３３の２０青山葬儀所。
喪主は四男、伸生（のぶき）氏。
＞夫の故・千畝氏は、駐リトアニア領事代理だった１９３９〜４０年、ナチス・ドイツの侵攻を受けて
ポーランドから逃れてきた約６０００人のユダヤ人に日本通過ビザを発給し、「日本のシンドラー」と
呼ばれた。その様子を見ていた幸子さんは、千畝氏が８６年に死去した後、「六千人の命のビザ」を出版、
千畝氏の功績を世に紹介した。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20081011-567-OYT1T00136.html