▼(過去記事)装備調達 危うい関係
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe8000/fe_071129_02.htm
>航空・防衛専門商社「山田洋行」の元専務・宮崎元伸容疑者(69)による守屋武昌・前防衛次官(63)への過剰接待問題は28日、防衛省の装備品調達を舞台にした汚職事件に発展した。旧防衛庁調達実施本部(調本)を巡る背任事件で、調達を巡る不正が明るみに出て9年。防衛産業と官の間で癒着が生まれる構図は依然、変わっていない。
・・・
>一般企業間の取引や物品納入と比べ、防衛装備品の調達には特殊性がつきまとう。小銃や実弾から、戦車、潜水艦、戦闘機の部品まで、国内では自衛隊以外には買い手がいない“商品”がほとんどで、しかも、特定メーカーしか生産していないものばかりだからだ。
>必然的に、防衛省の調達は随意契約が多くなる。2005年度に旧防衛庁(現防衛省)が結んだ契約(一定額以上)の総額2兆1784億円のうち、8割超の1兆8216億円分が随意契約だった。防衛省は今年1月、公共調達の競争性と透明性を確保するとの政府方針に沿って、情報システムやコピー機のリース代などで一般競争入札による複数年契約を拡大するなど、見直しを打ち出しているが、輸入代理店が1社しかないような装備品の場合、競争入札も形式的になりがちだ。
>また、武器類は国の防衛にかかわるため、性能を他国に知られないよう秘密保持の必要があり、外国企業も含めて広く一般競争入札を行い、取引の透明化を図るわけにはいかない面がある。こうした特殊性が、癒着、不正を生む土壌にもなっている。・・・
・・・もしホンキで調達コストを引き下げるなら、なにゆえクソ高くて役にたたない国産品を使うのか。グローバリズムの時代に「自主開発」なんてのは屁ほどの価値もない。まして自民党の軍事政策は対米従属を前提としている。日本の最大の輸入相手国はいまや中国。兵器がメイドインジャパンであることの意義は薄くなるばかりだ。「有事にそなえて自主開発」ったって、「有事」になった時点で日本経済はアウトだし。
・・・概算だけど、小銃ならM16(カナダ製)で日本製の約1/8の価格、戦闘機ならロシア製がアメリカ製の1/6くらいの値段か。いやいやロシア製カラシニコフなら30000円くらいだというし、
http://www.asyura.com/07/kokusai1/msg/152.html
小銃は一気に1/10の価格で入手できることも・・・(@∀@)
・・・どうせやりもしない(やれもしない)戦争の準備なら、安いモノで十分。日本は「戦争ばっかりしていつまでも貧乏な国」とは違う。働かない者がぜいたくをしてはいけない。
・・・余談だけど、アメリカのアーセナル社がやってるAKのカスタムガンっておもしろいねw