▼記者の目：何のためのイラク戦争だったのか＝布施広
http://mainichi.jp/select/opinion/eye/news/20080409k0000m070156000c.html
＞昨年８月の演説では、旧日本軍が特定のイデオロギーを他民族に強要し、これをやめさせようとした米国人を（太平洋戦争で）殺したという論理を展開した。今はイラクなどで別の敵が自分の思想を押し付け、米国人を殺しているとも主張する。大統領は、日本の軍国主義とイスラム過激主義を同列に論じているのだ。
＞この大胆な歴史観のオチは「あの日本も米国のよき友人になったのだから、イラクは必ず民主化されて友好国になる」というものだ。強引である。思想を強要しているのはブッシュ大統領ではないのか。
・・・
＞独裁政権を倒せば周辺諸国で「民主化ドミノ」が起きるという期待も裏目に出た。「大量破壊兵器」などで世界をミスリードしたブッシュ政権は、「民主化」でも思慮不足を露呈した。さりとてどの国も米国を懲罰できず、米国に代わってイラク情勢を打開する力もない。不合理に渋面を作りつつ結局は沈黙するしかない状況が国際的に巨大なモラルハザードを作り出した。・・・
▼日本も攻撃対象 アルカイダ幹部【共同通信】
http://www.asyura2.com/08/wara2/msg/255.html
http://www.47news.jp/CN/200804/CN2008042201000756.html
＞国際テロ組織アルカイダは２２日、同組織のナンバー２、ザワヒリ容疑者名の音声による声明をウェブサイトで公表して共同通信などの書面での質問に回答し、日本が陸上自衛隊をイラク南部サマワに派遣したことは「十字軍のための宣伝の一環」だったと批判。日本は欧米など「十字軍」の一員だと指摘し、日本も攻撃対象であることを強調した。
＞アルカイダ幹部が日本メディアの質問に応じるのは極めて異例。アルカイダは昨年１２月、ウェブサイトでザワヒリ容疑者あての質問を公募。共同通信は「陸自のサマワ派遣は人道復興支援が目的だが、それでも日本を（テロの）標的と見なすのか」など３項目の質問をサイトで提示した。
＞声明は、陸自派遣は「いわゆる支援活動」だったが、米軍などによる「イラク侵略」に付随し、これを正当化する宣伝だと指摘。日本の平和憲法に言及し「日本が武力を放棄したなら、なぜ十字軍の旗の下で（イラクに）軍隊を派遣したのか」と述べた。
・・・アルカイダってネットで「ご意見・ご質問の募集」してたんだ（＠∀＠）
▼航空幕僚長「そんなの関係ねえ」発言に強く抗議する
http://www.asyura2.com/08/senkyo49/msg/425.html
２００８年（平成２０年）４月１９日
イラク派兵差止訴訟の会
イラク派兵差止訴訟弁護団
＞４月１８日、航空自衛隊トップの田母神（たもがみ）俊雄・航空幕僚長は会見の席
上で４月１７日の名古屋高裁の違憲判決がイラクに派遣中の隊員に与える影響につい
て、某お笑いタレントのフレーズを引用し、「私が心境を代弁すれば『そんなの関係
ねえ』という状況だ」と述べた。
＞我が国は、航空幕僚長が如何にその影響を軽視しようとしても、憲法の下に法律が
定められ、それが守られることを前提にして成り立つ立憲民主主義国家である。
高等裁判所が政府の行為について、証拠に基づきイラク特措法に違反し、憲法に違
反すると判断したことは、「関係ない」と言ってすませられることではない。
＞むしろ、名古屋高裁判決以降に繰り返される政府の発言や、今回の幕僚長の発言は、
政府や自衛隊にとってイラクへの自衛隊派兵という結論こそが先にあり、法律や憲法
との適合性を如何に軽視してきたかを如実に示している。・・・
・・・これは大人の言うセリフじゃないよなあ（＠∀＠）
体は大人、心はコドモな「逆コナン」が航空幕僚長なんかやってると危険でしょうがないので、適当に更迭しておくといいと思います。日本がアルカイダのテロの標的になってるのに「そんなの関係ねぇ」とか口走ってるようではダメです。
・・・日本がテロの標的になるのを避けるためには、くどいようだが小泉・安倍・福田各氏ほか、イラク戦争犯罪人を裁く第二次東京裁判を開催すべきだろう。もちろん今度は「勝者」のルールでなど裁かない。ありもしない大量破壊兵器を理由に家族を虐殺された、「敗者」たるイラク人の観点で裁くといい。これなら誰にも文句はないはずだ。（＠∀＠）
