・・・「宗教団体と地方議員による、本宮ひろ志『国が燃える』言論弾圧事件」について。
▼たかじんのそこまで言って委員会
http://www.ytv.co.jp/takajin/
>若者に人気の「週刊ヤングジャンプ」で掲載されている本宮ひろ志氏の漫画『国が燃える』の中のいわゆる "南京大虐殺"に関しての描写に抗議が殺到し、休載が決定しました。日本国内でも犠牲者の数やその存在をめぐって以前から様々な論争が繰り広げられてきた南京大虐殺ですが、日本と中国間での歴史認識にも大きく違いがあるわけで…そこで皆さんにお伺いします。
あなたは、南京大虐殺についてどう考えていますか?
※書き込み式のアンケートあり。<調査期間 10月24日(日)13時30分まで>
・・・以下のように書き込んでみた。
南京大虐殺には祖父が参加していました。「捕虜」(といっても軍人かどうか定かでない)の手足を縛り、数珠つなぎにして河に落として殺したそうです。「敵意で包囲された土地で、訓練されていない兵士が占領を命じられ、焦燥と恐怖にかられたあげく暴走する」。これは今でもよくあることです。(例:アブグレイブ刑務所)
南京大虐殺は、「もし自分がその場にいれば、いったいどうなったか、何をしただろうか」と考えるべき、日本人の「宿題」だと考えます。
ところで政府(特に防衛庁)は、南京大虐殺の日本軍の資料を非公開にして隠しています。
http://www.jca.apc.org/JWRC/center/library/jihyo44-1.htm
失敗や過ちはどの国にもあります。しかし日本は、その事実に直面して自分でケジメをつけられてない。その「甘え」があるかぎり、『国が燃える』をつぶそうとしたようなファナティックな人々は何度も出てきて、繰り返し騒動を起こすでしょう。それが諸外国から非難されることもあるでしょう。当然です。すべては「オトナになりきれていないニッポン」が生み出したことです。
『国が燃える』への宗教団体と議員による恫喝には、反対します。バッジをひけらかして脅しつけるなんて、ヤクザじゃあるまいし。
http://d.hatena.ne.jp/claw/00010110
・・・いくつか議員情報を追加してみた。
▼集英社と本宮ひろ志を恫喝した『桜ちゃんねら』議員の正体
http://d.hatena.ne.jp/claw/00010111
・・・この議員たちの多くに共通するのは「チャンネル桜(≒日本会議)」とのコネクションだが、まだ全容はわからない。引きつづき調べてみたい。
・・・今回の言論弾圧に加担したことは、これらの議員の地盤においてはどのように働くのだろうか。
▼【ニュース】<米軍ヘリ墜落>町村外相「操縦上手で被害最小限に?」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000073-mai-pol(毎日新聞)
>町村信孝外相は16日、米軍ヘリ墜落事故現場の沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学を視察した際、記者団に「操縦技術が上手だったため、最小限の被害でとどまったのかもしれない」と語った。この後の記者会見で「素人考えで『最悪の事態ではなく、よかったなあ』という意味で述べた」と説明したが、地元の反発を招いた事故直後の米軍説明と同様の趣旨の発言だけに、物議をかもすことも予想される。
・・・まあ物議はかもしたわけだが。焼け焦げた沖国大の壁、破片で殺されかけた市民の家を前にして、出てくる言葉がソレかと。
「よかった探し」をしている場合ではなかったな。
▼【音楽】Songs and Artists That Inspired Fahrenheit 9/11(日本版は『触発「華氏911」』)
参加アーティストはこちらで。Songs and Artists That Inspire
- アーティスト: Jeff Gibbs
- 出版社/メーカー: Sony
- 発売日: 2004/10/05
- メディア: CD
- この商品を含むブログ (3件) を見る
http://d.hatena.ne.jp/miyutomo2/20041015#p1
・・・その日本版のタイトルは、なんとかならんのか。
▼「華氏911」に待った…大統領選前日のTV放映中止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000211-yom-int 読売新聞
>ムーア監督やAP通信によると、監督側とイン・デマンド社は9月上旬に映画放映の契約を締結、準備を進めてきた。しかし、今月中旬になって同社は、「法律上の問題があるため」として放映中止を通告した。
>これに対し、ムーア監督は15日夜、NBCテレビのトーク番組で「有力者から圧力を受けて、契約を破った」と批判、同社への法的措置も辞さない構えだ。
・・・どこの国でも「有力者」のやることは同じだな。
▼<イラク米兵>輸送任務を拒否 軍が規律違反を調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000020-mai-int 毎日新聞
【ワシントン和田浩明】イラク駐留米軍の補給部隊の一部兵士が物資輸送任務を拒否し、米軍が規律違反かどうかの調査を始めたことが15日わかった。兵士らは米国の家族に「身柄を拘束された」などと電話で話したという。イラクでは米軍や民間業者のトラックを標的にした武装勢力の攻撃が頻発、多数の死傷者が出ている。
▼ブッシュ米大統領再選なら徴兵制復活も=ケリー氏、イラク戦批判強化
URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041016-00000176-jij-int 時事通信
▼『僕らの音楽』(フジテレビ系列) 司会:鳥越俊太郎
http://www.fujiint.co.jp/ourmusic/index2.html
・ゲストは奥田民生。新曲『アーリーサマー』公開。ほんとうはアーリーサマーじゃなくて「●ー●ーサマー」の歌なのだが、まあ聴いた人ならわかるはずだ。
・生まれ故郷・広島の広島球場で、ギター一本(バンドなし)でコンサートをする予定らしい・・・トレイシー・チャップマンみたいだ。
・奥田民生の公式サイトに、こうの史代『夕凪の街 桜の国』を推薦するメールを送ろうと思う。理由は、買った人ならわかるはずだ。
「『百人斬り』事件はデッチあげだ。それが証拠に、遺族による名誉毀損の裁判が行われている」
・・・このように主張すること。それが『百人斬り』裁判の目的だ。
そのために、そのためだけに宗教右派は、二人の軍人の遺族感情を利用し、裁判へと担ぎ出した。軍人たち本人が、帰国後の講演会などで捕虜殺害などを語っていた以上、「名誉毀損」を問う裁判では、原告の勝ち目はほとんどない。
・・・遺族の感情を利用して、勝つ見込みのない裁判を起こさせ、「そらみろ、名誉既存裁判が行われているじゃないか」と主張して、南京大虐殺という(政府さえも認めているような)歴史的事象の印象を「うさんくさいもの」「あやふやなもの」にしようとする。ああ、なんとまあ宗教右派というのは、靖国といい『百人斬り』といい、かくも厚顔にマッチポンプで「死者の政治利用」を行うものだろうか。おかげで遺族は、裁判の場でふたたび「家族の犯した罪」の全貌に直面させられることになった。遺族を利用し、遺族の「人格権」を踏みにじっているのは、いったい誰なのだろうか?
■「百人斬り」裁判で示された資料(再掲)
・本人の手紙
http://bbs2.otd.co.jp/mondou/bbs_plain?base=27727&range=1
>南京入城まで百五斬つたですが、その後目茶苦茶に斬りまくつて二百五十三人叩き斬つたです、おかげでさすがの波平も無茶苦茶です、百や二百はめんどうだから千人斬りをやらうと相手の向井部隊長と約束したです、
>戦友の六車部隊長が百人斬りの歌をつくつてくれました・・・(中略)・・・まだ極楽や靖國神社にもゆけず、二百五十三人も斬つたからぼつぼつ地獄落ちでせう
・当時の部下による手記
http://andesfolklore.hp.infoseek.co.jp/intisol/hyakunin2.htm
>このあたりから野田、向井両少尉の百人斬りが始るのである。野田少尉は見習士官として第11中隊に赴任し我々の教官であった。少尉に任官し大隊副官として、行軍中は馬にまたがり、配下中隊の命令伝達に奔走していた。
>この人が百人斬りの勇士とさわがれ、内地の新聞、ラジオニュースで賞賛され一躍有名になった人である。
>「おい望月あこ(※2)にいる支那人をつれてこい」命令のままに支那人をひっぱって来た。助けてくれと哀願するが、やがてあきらめて前に座る。少尉の振り上げた軍刀を背にしてふり返り、憎しみ丸だしの笑ひをこめて、軍刀をにらみつける。
>一刀のもとに首がとんで胴体が、がっくりと前に倒れる。首からふき出した血の勢で小石がころころと動いている。目をそむけたい気持も、少尉の手前じっとこらえる。
>戦友の死を目の前で見、幾多の屍を越えてきた私ではあったが、抵抗なき農民を何んの理由もなく血祭にあげる行為はどうしても納得出来なかった。
>その行為は、支那人を見つければ、向井少尉とうばい合ひする程、エスカレートしてきた。
>両少尉は涙を流して助けを求める農民を無残にも切り捨てた。支那兵を戦闘中たたき斬ったのならいざ知らず。この行為を連隊長も大隊長も知っていた筈である。にもかかわらずこれを黙認した。そしてこの百人斬りは続行されたのである。』