・・・みんなは「障害者自立支援法」という法律を知っているだろうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9A%9C%E5%AE%B3%E8%80%85%E8%87%AA%E7%AB%8B%E6%94%AF%E6%8F%B4%E6%B3%95
自民党・公明党政権時代に作られたこの法律は、「障害者自立支援」とは名ばかりで、障害者の負担を増やし、生活と生命を危険に陥れている最低の法律だ。くわしくは後述の記事を参照のこと。
民主党政権は、当初これを廃止するようなことを言い、障害者団体とも2013年に新法をつくることで合意していた。
しかし現在、自民党が提出し、民主党が乗っかろうとしている「障害者自立支援法一部改定案」には、「障害者自立支援法の廃止」の明記もない。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-05-26/2010052601_01_1.html
そして障害者団体からは、「自立支援医療の応益負担の廃止が盛り込まれていないなど、障害者との合意より後退している」といった批判が出されている。
声明 http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/data/box/20100524appeal.doc
HP http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
そんな法案が当事者である障害者の声を無視して、「自民・民主による多数決」で、あっという間に決まろうとしている。これでいいのかね。
とりあえず脊髄反射で抗議しようぜ（＠∀＠）タイトルは「障害者自立支援法一部改定案には反対」で。
▼民主党メールフォーム
https://form.dpj.or.jp/contact/
▼自民党メールフォーム
https://youth.jimin.or.jp/cgi-bin/info/meyasu_form.pl
▼公明党メールフォーム
https://www.komei.or.jp/contact/
※あてさきは「その他→党本部」で。
・・・障害者自立支援法、通称「障害者自立阻害法」の実態はこちら↓
▼【消えた安全網】
http://www.asahi.com/kansai/mini-rensai/OSK200809240040.html
＞ 埼玉県白岡町の知的障害者更生施設「太陽の里」。・・・
＞法施行前の「支援費制度」では、食費や光熱水費も含めて所得に応じて負担していた。政臣さんの場合、約５万円を払っていた。それが法施行後は、福祉サービスの量に応じて原則１割負担が課されることになり、食事や光熱水費も実費となった。このため、１割負担分の２万４６００円に加え、食費や光熱水費を合わせた計約８万２千円を施設に払わなくてはならなくなった。体調維持のための栄養補助食品や衣料費でさらに月２万円以上出費がかさむ。
＞政臣さんのひと月の収入は障害基礎年金約８万２千円と、生前、父親がかけていた障害者扶養共済手当を合わせ約１２万円。手元にほとんど残らず、貯金もない。たみ子さんは清掃のアルバイトで生計を立てているが、政臣さんを支える余裕はない。
＞「法律ができて、重度の障害者ほど負担が重くなった。意思をうまく表現できない息子が自立して生きていくことは今の制度ではできないと思う」。たみ子さんは表情を曇らせた。
・・・
＞神戸市の吉田淳治さん（６７）は、外出時に事業所から派遣されるヘルパーに同行してもらう移動支援と、ヘルパーに自宅で料理や掃除などをしてもらう家事援助を利用する。１割負担として払う利用料は月計６千円。目が不自由な妻しず子さん（７１）も移動支援を使う。一家の負担は計９千円だ。
＞支援法ができる前の利用料の負担はなし。「たった９千円とまわりは言うかもしれへん。でも私たちには重い」・・・
http://www.asahi.com/kansai/mini-rensai/OSK200809240049.html
＞車イスで参加した木村善男さん（４４）は「ヘルパーいないと死んでしまう！」と書いたプラカードを掲げ、「ヘルパーの時給を上げろ」と声を振り絞った。
＞２０歳の時、交通事故で四肢まひになった。９年前に母親をがんで亡くし、０４年から市営住宅で一人暮らしを始めた。食事、トイレなど生活全般で２４時間介助を利用する。
＞この暮らしが今、立ちゆかなくなりつつある。ヘルパーが確保できず、事業所が介助を引き受けなくなったからだ。つてを頼って、自分でヘルパーを見つけ、事業所に紹介し、介助を維持する。・・・
＞背景にあるのは、障害者自立支援法の介護報酬の低さだ。特に、重度訪問介護サービスの事業者の間では、十分な賃金が払えないためヘルパーが集められないとの声が根強い。
http://www.asahi.com/kansai/mini-rensai/OSK200809240050.html
＞和歌山市内のアパートの一室。車いすの石田雅俊さん（４０）が、隣室で待機するヘルパーの男性（２４）に「お願い」と声をかけ、トイレの介助を頼んだ。脳性まひで全身に機能障害がある。首から下が動かず、一人では歩くことも食事もできない。事業所から派遣されるヘルパーが命綱だ。・・・
＞障害者自立支援法が施行された０６年当時、市から支給された重度訪問介護は月４７８時間あった。ところが翌年、突然１０１時間減らされた。今年８月、通院などの分として１９時間増えて月３９６時間になったが、これに生活保護でまかなえる介護時間を合わせても、ヘルパーのいない「空白」が１日８時間程度生じる。
＞失禁して衣服がぬれてもヘルパーが来るまで待つしかなく、水分を控えて脱水症状になったこともある。緊急時に電話する手だてもない。「命の危険を感じる」日々だ。・・・
・・・もっと詳しい話は以下を参照のこと。
▼障害者自立支援法訴訟の基本合意の完全実現をめざす会
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/
▼障害者自立支援法訴訟全国弁護団
http://www.normanet.ne.jp/~ictjd/suit/bengodan.html
