▼ハイチPKOの派遣部隊1陣が出発 首相「誇りを胸に」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100206/plc1002061951011-n1.htm
▼【ハイチ大地震】国家再生砕いた天災 育成の警察部隊が雲散霧消
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100119/dst1001192102016-n1.htm
>当時、ハイチは1957年から続く軍事独裁体制下にあった。86年、父親から独裁を引き継いだデュバリエ大統領が国外に脱出し、独裁に終止符が打たれると、不安定化した政情が皮肉にもハイチを次第に貧困に追いやった。
>こうした中で、国際社会が選んだのが、PKOの国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)による国家機能の再建という道だった。2004年から始まったこのPKOについて、国連外交筋は「順調に成果が上がっており、PKOの中でも成功例とされていた」と指摘する。
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>1804年にフランス革命の影響を受けた解放黒人奴隷による反乱を成功させ、中南米で初めての独立、そして世界初の黒人国家樹立を成し遂げたハイチ人の気位の高さは、衆目の一致するところだ。一方で、そのプライドが国家再建の足を引っ張っているという見方も少なくない。
↑いやいやいや、実に見事な「上から目線」と情報操作の見本を見せていただきました。
ほんとうにありがとうございますた(@∀@)
産経新聞が教えてくれないハイチの歴史をメモしておくよ。
▼マスコミに載らない海外記事:アメリカとハイチを“結ぶ”歴史
http://eigokiji.justblog.jp/blog/2010/01/post-4b83.html
>ハイチに海兵隊遠征軍を展開すると報道されている計画を、もしもオバマ政権とペンタゴンがやり遂げれば、貧窮化したこのカリブ海国家のアメリカ軍による占領は、過去95年間で四度目のこととなる。今回は、過去と同様、そのような軍事行動の本質的な狙いは、ハイチ国民を助けるというよりは、アメリカ権益を守り、タイムズ紙が“反乱嗜好”と呼んでいるものから擁護することだろう。・・・
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>ワシントンは二度のクーデターを支援し、過去20年間に二度、アメリカ軍をハイチに派兵した。いずれのクーデターも、一般投票によって選出され、ワシントンの承認無しに、初代のハイチ大統領となった、ジャン・ベルトラン・アリスティドを打倒するために仕組まれたものだ。1991年と2004年のクーデターは、合計で、少なくとも13,000人以上のハイチ国民の命を奪った。2004年のクーデターでは、アリスティドは、アメリカの工作員達によって、無理やり国外退去させられた。
>アメリカは、イラクで軍隊が必要だったので、2004年に軍を撤退し、国民弾圧の仕事を、ブラジル軍指揮下にある9,000人の国連平和維持軍に下請けに出した。・・・
・・・なぜアメリカが何度もハイチを占領したにもかかわらず、かの国の貧困はなくならず、震災にあたっても政治は機能しないのか。その説明はリンク先を参照のこと。
作家ナオミ・クラインは、途上国の災害を利用してカネをもうけたり、あるいは住民の合意なしに先進国に都合のいい政治・経済システムを導入したりする動きを「災害資本主義」と呼ぶ。いま進行している事態は「災害帝国主義」と呼ぶべきようなもので、だから自衛隊が「ハイチを支援しに行く」とみなすのはあまりに「お花畑」の発想じゃないかな(@∀@) イラク・アフガン支援に続き、自衛隊はいぜんとしてアメリカの「馬の足」になりにいく、という側面があることに注目。これは個々の自衛官が実際に何をしたか、どう考えているか、ということとは別の次元の問題だ。 山口組も震災になれば炊き出しをするが、そのことをもってしても暴力団がやっていることをトータルとして正当化することはできない。
「これが俺たち(アメリカ)の以前からのやり方だ。相手をマシンガンで真っ二つにしてから、バンドエイドをくれてやる。そんなのはまやかしだ。」
『地獄の黙示録』http://www5.big.or.jp/~hellcat/index_app_now.htm