▼古森義久/抗いようがない、米国における日本の地盤沈下
「日本沈没」を実感した米国議会公聴会
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090707/165608/?P=1
>証人はハーバード大学教授で元国防次官補のジョセフ・ナイ氏、戦略国際研究センター(CSIS)日本研究部長で元国家安全保障会議アジア上級部長のマイケル・グリーン氏、ジョンズホプキンス大学日本研究所所長で元駐日米国大使特別補佐官のケント・カルダー氏、ジョージタウン大学教授で元日米ビジネス評議会会長のアーサー・アレクサンダー氏の4人だった。
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>「米側の公式の声明にもかかわらず、日本は米国の行政府からも、立法府である議会からも、ほとんど注意を向けられません。この小委員会は例外なのです。日本の低姿勢はある程度、前向きに受け取れる面もある。経済面での米国への脅威とは受け取られないからです」
>「一部の評論家や専門家の間には日本の役割は地域的にも世界的にも、すっかり減少してしまったという認識があります。日本の停滞した経済と政治は特にいま中国の躍動的な経済成長や軍事近代化と比較すると、この日本の比重減少の認識を顕著に強めることとなります」
>「いまの日本は全世界でも最も高齢化の進んだ国で、全人口の21%が65歳以上です。2050年にはこの比が全人口の40%以上となり、人口面だけでも、もう大国の地位を降りて、中級パワーとなるべきだという声も強いのです」
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>「日本は米国が国際的な紛争や計画に取り組む際にそれを支援することでは世界一だといえます。しかし不運なことに、米側には日本のその協力を当然視し、重視しない向きが多い。ワシントンの政策決定者たちも日本の真価をきちんと評価せず、その一貫した対米支援の行動を当然と受け取っています。日本を軽視しすぎるのです」
>「米国の政権の内外には、日本はもう使用ずみの用品であり、日本に協力を求めることはもうやめるべきだ、日本は大国ではなく中級国家なのだ、という声がとても多くあります。確かに経済面では日本の沈下は顕著です。今年2月の日本の輸出は前年同期から50%の減少です。昨年第1四半期のGDPの伸びはここ35年間の最悪です。日本の国家財政の赤字はGDPの170%に達しました」・・・
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