・・・これから書く文章のための要約。
時間のない人のために「まとめ」を書いておこう。細かい例証や資料などが知りたい人は、続きを読んでください・・・
①『ヘタリア axis powers』というwebマンガがあって、幻冬舎から単行本も出ているのだが、これがアニメ化されてBSテレビの『キッズステーション』で放映される予定になっていた。しかし放送は急に中止になり、アニメはwebでのみ公開された。理由は明示されなかった。『ヘタリア axis powers』に関しては、韓国で「我が国を侮辱する内容を含んでいる」という意見や抗議が提出されたことがあるので、日本では「それが放送中止の原因ではないか」あるいは「表現の自由の侵害ではないか」などという者もいた。まあ今となっては他のニュース(例:中川(酒)事件とか)のせいで、そろそろみんな忘れかけている出来事ではある。
②この出来事に関しては、複数の問題が混在しているので、それぞれ分けて考えよう。
③『ヘタリア axis powers』というwebマンガの問題点
歴史を扱ったマンガなんだけれども、作者が歴史や国際情勢から何も学んでいなかった。axis powers=「枢軸諸国」という言葉についてまわるアレコレに無頓着なうえ、2ちゃんねる経由の嫌韓ネタをうのみ&増幅して描いたマンガをネットに放置。実は『毎日新聞海外版waiwai』と同レベルの国辱マンガ?w
絵としては見るべきところもあるのだけれど、内容の気まずさですべて台無しに(@∀@) きょうびエスニック・ジョークなんざ流行らねーんだよ!w
④『ヘタリア axis powers』をめぐる韓国の政治家などの動き
実は日本にもいるんだよね、こういう困った奴w おろかしい政治家がいることでは日本も韓国も共通している。そもそもマンガを槍玉に挙げる政治家って、仕事の優先順位くるってるんじゃないの?と思う(@∀@)
だが彼らは「そうすることで票になる」とふんでいる。そして事実、それを支持する人々がそれなりに存在するということでもある。やはり「大事なことの優先順位がくるってる人々」が・・・(@∀@)
⑤『ヘタリア axis powers』アニメを放送しかけてヤメにした『キッズステーション』の判断
「放映しない方が会社にとってトクだ」と判断したのだろう。ホモネタ、セクハラ、民族ネタなど、火薬庫のような原作をアニメにしてキッズに提供することのリスクに気づいたのかも。そんなのは放映を決める前に気づけばいいのに(@∀@)
個人的には「とっとと放送して国際問題を引き起こせばいいじゃんw」と思う。「すぐ下半身まるだしにして他人の家に遊びに行く『擬人化されたイタリア』が主人公のアニメ」を、ベルルスコーニとかに見せて感想を聞いてみたい(@∀@)
⑥「嫌韓ゲーム」について。
まれにみる不況と失業に苦しめられている日本と韓国。現状から脱出するために全力をつくすべき時に、なんだか非生産的な罵倒合戦にウツツをぬかしている暇な人々がいる。彼らの関係を、かりに「嫌韓ゲーム」と名づけてみる。この場合の「ゲーム」とは、エリック・バーンの提唱した心理学「交流分析」に登場する用語にもとづいている。『ヘタリア axis powers』の作者は、みずから「嫌韓ゲーム」の泥沼にはまり、自分にとって不利益な結果を引き起こした。泥沼から抜け出す方法は、「ゲーム」の存在を認識し、「ゲーム」をやめること。それだけでいいのだが・・・さて?
・・・続きは次回。待て、次回更新!