ようこそ少年（を憎悪せよ）法

▼少年法改正、与党修正案を可決＝野党は反発−衆院法務委
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070418-00000154-jij-pol
＞衆院法務委員会は18日午後、14歳未満の少年が起こした事件で警察に強制調査権を与えることを柱とする少年法改正案の与党修正案を自民、公明両党の賛成多数で可決した。修正案は19日の衆院本会議で可決、参院に送付される予定で、今国会での成立は確実だ。
・・・与党修正案は、警察による捜索や押収などを可能とする内容。現行法では14歳未満の少年の事件は、警察が任意調査をしている。・・・　

・・・やれやれ、こりゃBR法（映画版）だな（＠∀＠）

バトル・ロワイアル [VHS]

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版 [DVD]

・・・先日からあさのあつこの小説『バッテリー』（全6巻）を読んでいる。
第１巻のあとがきを読んでいる限り、この小説の作者はかなり骨のある人だ。
この小説は、「少年」を怪物扱いし、取締りの対象とするような粗雑なロジックに対抗する、ひとつの解答として書かれている。

・・・自民党のやることは、すべて日本社会を混乱と破綻に導くことばかりだ。教育から予算と人員を欠落させ、民主主義を担う人間となるための「政治教育」（＠教育基本法）を欠落させ、それで子供たちが荒れ始めると、今度は教師の「免許更新制」によってさらに教育の質を低下させ（更新試験の負担増は授業の質の劣化に貢献する）、また警察の介入によって「更正可能な少年たち」を「失うもののないアウトロー予備軍」へと育成しｗｗｗ・・・（＠∀＠）とんだ「美しい国」もあったもんだよな。

▼少年法、厳罰化は逆効果　（アメリカの厳罰化に学ぶ　厳罰化の効果についての実証的研究）
http://www.asyura2.com/0601/nihon20/msg/110.html

▼法務委員会、少年法改正・与党修正案を強行採決 （保坂展人のどこどこ日記）
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/beff9b689dd280c6d84ef935b9a44a20
＞「教育再生」を内閣の最重要課題とする安倍内閣が、少年法を強行採決する姿は象徴的である。アメリカではわずかな時間で32人の若者たちが射殺された。言葉が尽きた時、暴力に慣れ、殺戮へのブレーキが外される。冷たい雨が降り続ける中で、日本の政治は暗闇の時代めがけて転落を始めている。