中原昌也・高橋ヨシキ・海猫沢めろん・更科修一郎『嫌オタク流』
書評@紙屋研究所
http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/tanpyou0601.html#ken
>『「戦時下」のおたく』のなかで、いろんな論者が書いてきたことだが(本書『嫌オタク流』に登場する更科修一郎もその一人)、初期の世代の「おたく」は、何事もネタであった。「……とかいってみる」みたいな身振り。こういうズラしかた、演技性、自覚性、自己批評性が特徴だったけど、いまの「オタク」は、基本的にマジ(=ナイーブ=ピュア=バカ)になっていて、「人生に必要なことを全部『ガンダム』から学ぶバカ」になっているので結句、権力とか資本に踊らされるワケ。