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竜田一人@TatsutaKazuto『いちえふ』にみるプロパガンダ漫画の手法

 
…2015年8月末ごろにツイッターに書いたことをまとめておきます。これは映画監督の想田和弘さん@KazuhiroSodaあてに書いたもので、「ひょっとして『いちえふ』の漫画家・竜田一人のことをドキュメンタリー漫画家だと思ってませんか?いや、あれは明確なプロパガンダ漫画描きですよ」ということを、具体的な手口を明かしつつ説明した文章です。

▼戦争法案反対行動で忙しい今日だけど、いま電車の中にいて目的地まですこし時間があるので、想田和弘さん@KazuhiroSoda にあてて連続ツイートをしておこうと思う。テーマは「『いちえふ』にみるプロパガンダ漫画の手法」について(@∀@)
▼竜田一人@TatsutaKazutoの『いちえふ』については、講談社が第1話をネットで公開している。http://t.co/aNtTnl5m68 これを参照しつつ、彼の「情報トリミング」や「イメージ操作」の手法を示しましょう(@∀@)
▼まず竜田一人@TatsutaKazuto は、原発収束作業現場の労働環境について、「リアクションしない」ことで読者に与えるイメージを操作します。たとえば6ページや17ページで「全面マスクや安全靴の使いまわし」が描かれますが、竜田はこれを非常に軽いことのように扱う。
▼このような事態は労働条件としても「ふざけるな」という話ですし、感染症のリスクも高まるので廃炉作業の進捗にとってもマイナスです。しかし竜田@TatsutaKazuto はそれを「大したことない」かのように扱う。なぜかは後で述べます。
▼16ページhttp://t.co/aNtTnl5m68を見ると、竜田はAPDについて「鉛で覆う事件があってから管理が厳しくなった」と書いています(@∀@) タイベックの下に装着した(外から見えない)APDを、手で触って確認する場面も。ふざけるなw
▼まず第一。竜田はAPDのことを「個人用線量計」と書いていますが、東京電力の公式の呼称は「警報付ポケット線量計」です。http://t.co/aJXJevjSYr しかし日立アロメディカルは「個人被ばく線量計」と呼んでいる。これが妥当な呼称です。
▼第二に、竜田は「(APDを)鉛で覆った事件があって」などと他人事のように言う(@∀@) 正確には「2011年12月、東京エネシス(東電グループ)の下請け企業ビルドアップで、役員が労働者に『鉛でAPDを巻け』と強要した事件」です。
▼ビルドアップの役員による被ばく線量ごまかし強要の一件は、強要された労働者が携帯電話で会話を記録して露見しました。同様の事例は70年代くらいから報告されています。http://t.co/C1kzndstrR だが竜田はその一件を軽く「流す」のです。
▼「いちえふ」16ページには、http://t.co/aNtTnl5m68 タイベックの下に装着したAPDを、チェック係が服の上から手袋をして触って「確認」するシーンがあります。おいおい、それぜんぜんAPDの「確認」になってねーじゃん(@∀@)
▼31ページの言いぐさもひどいですね。「この世の地獄みたいに言われるこの1Fで 毎日こうしてのんびりメシ食って昼寝なんかしている」(@∀@) おいおいだったらなぜ29ページみたいに現場で体調おかしくして死ぬ作業員が出るんだよ。
▼29ページの事件は2012年8月22日に起きたのですがhttp://t.co/bochlLG0F3 1年で4人が死亡するという過酷な労働環境なのに、重層契約で安全管理が不徹底(またビルドアップか)なため、AED研修も不十分だったといいます。
▼この極悪な労働条件と労働災害について、では竜田@TatsutaKazutoが『いちえふ』で何を語っているかといえば、「死因は被曝とは関係ない」「週刊誌やジャーナリストやメディアはインチキだ」ですよ(@∀@) …てめえの血はなに色だーっ!!
▼というわけで、多重下請けによって悲惨な労働条件にある福島第一原発の現場の状況を、「仕事は大変だけど俺たちは頑張っているんだぜ」と美しく描くのが竜田@TatsutaKazutoの手口です。まるでブラック企業の「やりがい搾取」そのものです(@∀@)
労働災害の背景となる重大な情報をトリミングし、固有名詞を示さずに「ジャーナリスト」「メディア」「週刊誌」はいい加減だとイメージ操作し、労働者の人権には一貫して冷淡な竜田@TatsutaKazutoは、反原発運動に対しても同様の手口を用います。
▼「いちえふ」21ページを見てもわかるようにhttp://t.co/FN6EtKOR1W 竜田は「都会の無知で愚かな反原発運動vs『復興』に取り組む福島の俺たち」という構図を作りたがります。おいおい、なぜ福島県の反原発運動をシカトするんだ(@∀@)
▼1970年代から、福島第一原発に対して地元・福島県でも原発反対運動が始まりました。http://t.co/FN6EtKOR1W この運動は国家と企業によるすさまじい切り崩しの中でも存続し続け、90年代からは県政に影響するレベルに拡大してきましたが、竜田はこの事実を無視します。彼の作りたい「都会の無知で愚かな反原発運動vs『復興』に取り組む福島の俺たち」という構図が崩壊するからです。
▼「いちえふ」35ページには「野良牛」が登場。http://www.moae.jp/comic/1f
竜田は「もちろん奇形など見たことはない」「他の動植物も同様だ」と、なぜか力強く断言します。あのう、牛って遺伝とかアカバネ病とかでも時々奇形が生まれるんだけど…
▼もしも牛の子供に奇形が見られたからといって、原因は放射性降下物であるとは限らないし、奇形を持った野良牛を見ないからといって繁殖異常が起きていない証拠にはなりません(死産の可能性も捨てきれない)。なぜ軽々に結論にとびつこうとするのかと(@∀@)
▼…ついつい話が長くなってしまいましたが、明日のこともあるので今日はここまで。竜田一人のプロパガンダ手法についてはまだもう少し書きたいことがありますが、彼の手口には特に「戦後70年安倍談話」とも共通した要素があるとわたしは考えています(@∀@)

…連続ツイートはここまでです。第1話からしてこのありさまです。 お笑いの世界では、しょうもない出来事におおげさな反応を示して笑いをとるキャラクターを「リアクション芸人」などといいますが、「どうでもよくない深刻な原発廃炉現場の現実を、さもどうってことないかのように鼻で笑ってみせる」という点で、竜田一人は「原発ヨイショのリアクション芸人」とでも呼ぶべきでしょう(@∀@)
時間がゆるせばこの後の連載内容についてもツッコミを入れていきたいと考えています。
  
  

「憲法9条で、アタマ悪い『対テロ戦争』をかしこくサボろう
「愛国心とか夢見てんじゃねーよw
 国家は国民を守らない。君の生活とか老後は特に。」
「日の丸・君が代とか強制してると国が滅びますよ!(@∀@) (例)大日本帝国」