資本主義は常に「周縁」を必要とする。たとえば、北朝鮮
▼ 家族会、制裁解除に猛反発 拉致「進展とは程遠い」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000986-san-soci
>北朝鮮による日本人拉致問題で、北朝鮮側が安否不明被害者の再調査に応じる姿勢を示したことに対し、政府は13日、経済制裁の一部を解除する方針を表明した。
>「一定の前進」を強調する政府に、被害者家族らは「進展とは程遠い」「納得する家族はいない」と猛反発。結果が出る前に、北朝鮮側に大幅譲歩したことに怒りは収まらない。「外交」というパワーゲームに飲み込まれてしまいそうな家族らの思い。政府への不信感が一気に膨らんだ。・・・
・・・だがしかし、自民党に依拠する限り、拉致被害者家族はこの手のことば遊びに翻弄され続ける。「国益」(正しくは「日本の資本主義の利益」)は、常に拉致被害者の救済よりも優先されるだろう。国家主義からはなれた、「自由主義」的な拉致被害者救済運動が生み出せるかどうか。被害者家族のみなさんの覚悟もまた問われることになるだろう。国家は家族を救わない。
▼<朝鮮総連>大阪の脱北女性が損賠提訴「帰国事業で苦痛」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000030-mai-soci
>帰国事業で北朝鮮に渡った後、強制収容所に収容されるなどして肉体的・精神的に苦痛を受けたとして、日本に脱出した大阪府の女性が13日、事業を支援した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に1100万円の賠償を求め大阪地裁に提訴した。日本在住の脱北者による提訴は初めて。
・・・
>帰国事業を巡っては、01年6月にも元在日朝鮮人の男性=韓国在住=が「北朝鮮で強制就労させられた」として朝鮮総連に賠償を求める訴訟を起こした。東京地裁は「既に民法上の時効が成立している」として請求を棄却、上訴したが最高裁で敗訴が確定した。
・・・国家は家族を救わないのだ。