>「それから朝鮮人を戦場に強制動員したと主張していますが、そもそも強制動員する必要もなく志願兵が殺到していたのです!」 (『マンガ嫌韓流』第8話)
・・・たしかに統計の上では「大量の志願兵」がいたことになっているが、『特高月報』や帝国議会議事録から以下の事実が見えてくる。
(1)貧困や低い地位から逃れるための「自発的志願」も多かった
(2)朝鮮総督府の「煽り」によって、地方自治体が「応募者」獲得を競い、各地での志願兵の募集が「強制」「半強制」となったのは事実。
(3)これによって兵士の士気が低下したり、反乱が警戒されたりするようになった。
(4)実際に、「いずれ大日本帝国から独立する準備のため、今は日本軍に入る」という兵士も存在した。
http://www10.ocn.ne.jp/~war/siganheiseido.htm
・この(4)に関連しては、こんなエピソードもある。
>日帝末期の民族詩人といわれる尹東柱(ユンドンジュ)は,裁判でこう言ったという記録があります。朝鮮での徴兵制は朝鮮人が軍事知識を得るのに絶好の機会だ,むしろ私はこれを歓迎する,と。日本からは兵員補充の窮余策で,朝鮮のためにやったといえば嘘になるでしょうが,終戦後に解放独立する朝鮮の青年が軍事知識を得る機会としてはまたとないものだったのも確かですよね。
(權五蒅、若宮啓文『韓国と日本国』p.90より)