「コメント欄荒らし」の被害をふせぐ、最も初歩的で簡単な方法は、
ブログサービスのアカウントを取得した者だけにコメント欄への書き込みを許可するよう、設定を変更することです。
はてなダイアリーでは、この機能をすでに実装しています。
なぜ、多くの「荒らし」は、アカウントを取得してまで荒らし書き込みをしようとはしないのでしょうか?
その理由の第一は、やはり「面倒だから」ということでしょう。アカウントの取得には、簡単になったとはいえ、やはり数分程度の時間と労力が必要です。その上、これから他人のブログを荒らそうと言う人間は、アカウント取得の際に、自分の本当の住所や連絡先を書くわけにはいきません。ウソの住所や連絡先を考えなければならないのです。 (@∀@)・・・これは確かに、ちょっと面倒くさいでしょうね。
理由の第二は、「特定のアカウントを書き込み禁止にする機能」があるためです。せっかく「荒らし」がアカウントを取得したとしても、そのアカウントでの書き込みが禁止されてしまえば、それ以上の荒らし書き込みは不可能になってしまう。骨折り損です。もちろん、またアカウントを新たに取得する強度粘着性の「荒らし」も存在してはいますが、やはりその数は少数です。
アカウント取得が「荒らし」をする人間にもたらすストレスは、それだけではありません。アカウントを取得した者は、他人からの名指しの批判に直面するリスクを背負うことになる。これが「荒らし」にとっては不愉快でたまらないようです。彼らは他人からの名指しの批判に対する耐性が極めて低いので、普段は固定ハンドルさえ使おうとはしません。
というわけで、「コメント欄に書き込めるのは、アカウント取得者に限る」という機能だけで、「荒らし」の被害は格段に縮小できるのです。
・・・では、「次々に新しいアカウントを取得してでも、コメント欄荒らしを継続してやろう」というような、強度粘着性の「荒らし」に対しては、どう対応したらいいのでしょうか>
(つづく。以下の内容はこんな風に↓なる予定)