多くの反戦・平和団体などのブログでは、「コメント欄荒らし」に対しては、これとの対決を極力避ける方向で対応しています。具体的には「閉鎖」あるいは「コメント機能停止」を選択するわけですが、当ブログでは、そうした手法は採用しませんでした。つまり、
・いかなる荒らし書き込みがあろうとも、コメント欄は閉鎖しない。また原則として、荒らし書き込みの削除もしない。
・コメント欄への荒らし書き込みに対しては、「罵倒や漫罵」「嘲笑」「無知や論理破綻のあげつらい」などの攻撃的な書き込みを返し、反応を観察する。
・「コメント欄荒らし」の書き手が愛用するブログや掲示板に出かけてゆき、彼らが行ったのと同様の書き込みをコメント欄に貼り付ける。
・・・等々、非常にアグレッシブな(@∀@)対応を行ってきたわけです。
さて、こうした出来事のなかで、私は「コメント欄荒らし」がいったい何を求めて他人のブログのコメント欄を汚すのかが、おおよそ理解できたように思われました。
端的に言えば、こういうことです。
▼「コメント欄荒らし」が求める、荒らし書き込みにおける二つの快楽
・第一に、「他人の自由を奪い、他人より優位に立つ」という、立場や関係性にかかわる快楽。
多くの場合、「荒らし」は捨てハンや「名無しさん」状態で書き込みを行うことで、「こちらからは相手を好きなだけ攻撃できるが、相手からはこちらを攻撃できない」状況を作り出し、それを楽しむ。
・第二に、「他人の持ち物」であるはずのブログを、荒らし書き込みによって「自分の所有物」であるかのように汚し、マーキングすることによる、視覚的な快楽。
・・・ということならば、
「コメント欄荒らし」の被害を軽減し、あるいはなくしていくためには、
これらの快楽を、なんらかの方法で、阻害してしまうことが
効果的なのではないでしょうか。
そのような観点から、私は以下のような対策を提案するものです。